ココマイスターの手入れ方法と3つの注意点
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ココマイスターの革財布をカッコよく長持ちさせるには、適度な「手入れ」はおこなった方がベター。

ココマイスターの手入れってどうすればいいんだろう?自分は革の素人だけど、やっちゃったらヤバイことってあるのかな、、、?できるだけ手入れがラクなココマイスターの財布も教えてほしい…。

本記事では、こういった疑問に答えます。

この記事の内容

  • ココマイスターの財布の手入れ手順
  • 手入れする際に、注意すべき失敗3つ
  • 手入れが革の素人でも問題ない理由
  • ココマイスターの手入れがラクな財布まとめました

この記事を書いている私は、大手携帯会社運営のセレクトショップでデジタルガジェット&レザーアイテムのバイヤーを3年ほど経験。レザーソムリエの有資格者でもあり、革全般に精通しています。

仕事でも様々な天然皮革アイテムのお手入れ・メンテナンスにも携わってきました。

プライベートではAlden(オールデン)や土屋鞄のバッグや財布などなど、多数のレザーアイテムを所有。ココマイスターでは、ロンドンブライドル・グラディアトゥールという長財布を3年ほど愛用しています。

そんな私が、ココマイスターの財布のお手入れについて、わかりやすく解説しますね。

この記事の目次

ココマイスターの財布の手入れ手順

今回は私の私物、ココマイスターの長財布「ロンドンブライドル・グラディアトゥール」を例に手入れをしていきます。

準備するもの

ココマイスターの革財布の手入れをおこなうのに、最低限用意するものは以下です。

ココマイスターの財布の手入れをするメンテナンス道具

手入れ用品(最低限)

保革クリームと防水スプレーは必須です。ココマイスターの公式サイトでも売っていますし、Amazonでも売っています。実店舗でも売ってます(表に出てないのでスタッフに聞いてみてください)。

クロスはぶっちゃけなんでもOKです。いらなくなった白い靴下でもOK。

また、ブラッシング用に、レザーグローブかブラシを準備します。

手順1.表面のゴミ・ホコリをとる

まず、レザーグローブ(もしくはブラシ)で、革財布の表面についたゴミやホコリをとります。

ココマイスターの財布の手入れ方法(レザーグローブ)

力を入れずサッサッとまんべんなく、撫でるようにとっていきます。

表面のゴミ・ホコリをとる

レザーグローブだとサラサラしているので、ブラシよりも財布に優しいですよ。

手順2.防水スプレーで表面を保護

次に防水スプレーを表面にかけて革を保護します。

ココマイスターの財布の手入れ方法(防水スプレー)

これには諸説あって、保革クリームを先に塗る派もおりますが、ココマイスターの革は丈夫で油分も多いため先に防水スプレーでコーティングするのがオススメ。

実際、ココマイスターの公式スタッフに聞くと、この順序をオススメされます。

ココマイスターの財布に防水スプレーをかける

防水スプレーは缶を振ったあと、30センチほど離れたところから財布全体にまんべんなくスプレーします。

スプレー後は約15分ほど放置して完全に乾かします。

これで防水コーティングはバッチリ。

手順3.保革クリームを塗る

仕上げに保革クリームを塗ります。

保革クリームを塗ると、革に栄養や油分が適度にいきわたりにツヤツヤに。保湿効果もあるためしっとりした質感になります。

また、クリーム自体にも撥水効果があり、防水スプレーとの併用で強力な保護効果が得られます。

ココマイスターの財布の手入れ方法(保革クリーム)

塗りすぎるとベタベタになってしまうため、豆粒ほど少量をクロス(布)につけ、財布全体に薄く伸ばしていきます。

ココマイスターの財布を保革クリームで手入れ

少量でもよく伸びますよ。強くこすらず、撫でるように塗っていくのがコツです。

ココマイスターの財布を保革クリームで手入れ

塗り終わったら、今度は乾いたクロス(布)で乾拭き。余分なクリームを取り除いていきます。

ここまでの手順が終わる頃には、財布がかなりしっとりとして、艶やかになっているのが分かると思います。

手順4.レザーグローブ(ブラシ)でブラッシング

仕上げに、レザーグローブかブラシでブラッシングします。

ココマイスターの財布をレザーグローブでブラッシング

ブラッシングすることで、コバの部分や革のシボなどに入り込んだ細かいクリームもキレイになりますよ。

この仕上げのブラッシングは、財布の愛着が増す瞬間ですね。

これにてココマイスターの財布のお手入れは終了。

手入れ後のココマイスターの財布

ツヤツヤになりましたね。おつかれさまでした。

手入れをする際に、注意すべき失敗3つ

ココマイスターに限らず、革財布をお手入れする際に注意すべき失敗を3つまとめました。

使い始めからしばらく、お手入れは避けて

ココマイスター(COCOMEISTER)の「ロンドンブライドル・グラディアトゥール」ブラック使い始め購入当時のココマイスター、まだ白いロウ(ブルーム)が表面に付着している。

財布を使い始めて数ヶ月、実は一切お手入れはいりません。

「えっ?」と思うかもしれませんが、実は高品質なレザーを使用した皮革製品には、オイルがたっぷり含まれています。有名なボッテガヴェネタや土屋鞄製造所のレザーアイテムをはじめ、ココマイスターも同じ。

こうした高品質なレザー製品は、使い込むうちに革内部のオイルが体温で染み出しなじんでいき、自然とツヤが増していきます。

なので、使い始めてから数ヶ月以上たった頃、「ちょっとパサついてきたかな…」と感じた時だけお手入れしてください。

実は私の所有するココマイスターは、1年以上手入れをしなくても、銀座店のスタッフに「現状、手入れなしでも十分ですね。光沢も素晴らしいです」とお墨付きをいただいております。

したがって、本当に乾燥が気になったときだけで充分ですよ。

防水スプレーの近距離噴射でシミに

レザーのシミ

レザーは水分に弱いため、防水スプレーでコーティングしておくのですが、防水スプレーを近距離で噴射すると一箇所に集中噴射され、シミができてしまいます。

クロス(布)で優しくなじませるとシミがわからなくなることもありますが、せっかくの財布を台無しにしないため、防水スプレーは財布から30センチほど距離をおいて噴きかけてください。

クリームの塗り過ぎで良いことなし

レザーにクリームを塗ってメンテナンス

財布を気にするあまり、保革クリームを塗りまくるのはNG。

とくに乾燥が気にならないのに手入れをしてしまうと、革の油分とクリームの油分でベタベタに…。

クリームは革をしっとり柔らかくする効果もあるため、過剰にお手入れをすると革のハリがなくなったり強度が落ちてしまいます。

繰り返しますが、ココマイスター製品には高品質なヨーロッパ製のレザーが使用されており、過度なお手入れはいらないです。(ココマイスタースタッフにも確認しました。)

「すごく乾燥してカピカピだな」と感じたら、少量のクリームを塗るだけで充分。しかも数ヶ月に一回程度でOKです。乾燥していないなら、柔らかい布で軽く乾拭きするくらいで充分です。

手入れは革の素人でも問題ない理由

さて、ここまで読んだ方の中には、
もしかすると「革財布に興味あるけど、素人だし手入れが不安…」と感じる方もいるかもです。

しかしココマイスターの財布の手入れは、革の知識がなくても全く問題ありません。
最初は誰でも知識ゼロですし、やり始めると簡単でびっくりすると思います。

思っているほど手入れ回数は多くなく、滅多に手入れを必要としないので、むしろ拍子抜けするかも…。

なので繰り返しですが、革の知識ゼロでもココマイスターの皮革製品は問題ありません。

ココマイスターの手入れがラクな財布まとめました

ココマイスターの製品のほとんどが、手入れを滅多にしなくても良いためラクだということをお伝えしました。

とはいえ、「あえていうならどれが一番手入れがラクなの?」という疑問にお答えします。

最後に、ココマイスターの手入れが超ラクな財布をまとめましたのでご参考までに。

1.バケッタレザーを使った財布

めちゃくちゃお手入れがラクという観点からすると、バケッタレザーを使った財布は最高です。

ココマイスターでいうと、カルドミラージュシリーズというのがそれにあたります。

ココマイスターのカルドミラージュシリーズ二つ折り財布画像引用:カルドミラージュ「二つ折り財布」

バケッタレザーを使った財布

    • カルドミラージュシリーズ

バケッタレザーはオイルをたっぷり染み込ませて手間暇かけて作られたレザー。
毎日使ってあげることが最大のお手入れといわれるほど、手間がかからないです。

もともとのレザーに染み込んだオイルに加え手の脂によって、ワックス効果が発揮されて艶感が増します。このことで傷も目立ちにくくなります。

ココマイスターのカルドミラージュシリーズのページを見てもらうとわかるんですが、「気にせずガシガシ使ってね!」感が伝わってくると思います。それくらい手間がかからないですね。

唯一注意することは、使う頻度が少ないと乾いてきてしまうことがあり、かさつきが気になった時だけクリームで保湿すると良いです。

毎日つかうなら、ノーメンテナンスでも充分カッコイイ経年変化が楽しめますよ。

2.ブライドルレザーを使った財布

ブライドルレザーはもともと乗馬用のレザーで、硬くて丈夫です。この記事で私が手入れした長財布もブライドルレザーを使ったモデルです。

ブライドル グランドウォレット画像引用:「ココマイスター公式 ブライドル グランドウォレット」

ブライドルレザーを使った財布

  • ロンドンブライドルシリーズ
  • ブライドルシリーズ
  • ジョージブライドルシリーズ

買ってしばらくは、レザーからロウが出てくるので乾拭きをしてあげるだけで手入れはOK。ロウは使っているうちになじんで染み込んでいきます。

乾燥やかさつきが出てきたら、保革クリームで油分を補給します。ですがこれも数ヶ月に一度で問題なし。

水に濡れないよう防水スプレーで保護しておくと安心です。ただし、使い始めはロウがついているので、ロウがなじんで消えるまでは防水スプレーは使わず、水に気をつけてください。

どうしてもすぐに防水加工したい場合は、乾拭きでロウやオイルを革に擦り込んでから防水スプレーを使うようにすればグッドです。

3.マットーネレザーを使った財布

ココマイスターが扱うレザーの中でも手入れがラクなものに、マットーネレザーがあります。

ココマイスター「マットーネシリーズ」画像引用:ココマイスター 公式「マットーネシリーズ」

マットーネレザーを使った財布

    • マットーネシリーズ
    • ポンテマットーネシリーズ

なぜ手入れがラクなのか?

マットーネレザーにもたくさんのオイルが含まれており、素材自体が乾燥しにくいためです。

使うことで革に含まれるオイルが移動して経年変化していき、手の脂が馴染むことでコーティング効果もあります。使うだけで手入れできるので一石二鳥なレザーですね。

しばらく使って乾燥が気になった時だけ、保革クリームなどで保湿してあげるだけでメンテナンスはバッチリです。

【まとめ】ココマイスターの手入れは楽チン

いかがでしたか?

総じて、ココマイスターの財布のお手入れって実は簡単なんだなと、お分かりいただけましたかね?

この記事で、レザーのお手入れのハードルが少しでも下がれば幸いです。

このほか、エイジング(経年変化)については【レザー別】ココマイスターのエイジング画像と注意すべき失敗3つ【まとめ】で解説しています。気になる方はどうぞ(`・ω・´)ゞ

というわけで、今回は以上です。

ココマイスターの財布を新調しようと検討中の方は【2021年版】スタッフに聞く!ココマイスター人気おすすめTOP5【長財布・二つ折り財布ランキング】も参考になると思います。

ココマイスタースタッフに直接色々と聞いてきました(`・ω・´)ゞ

それでは。

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日本の伝統技術は世界的に評価されています。その世界に誇る日本の熟練レザー職人が1つひとつ手作りで作る高級革製品ブランドが「ココマイスター」。

同じく日本製で近年メジャーになった土屋鞄と比べるとカジュアルではなく紳士向け、格式が高いビジネスマン向けの革製品ブランドです。

東京銀座に路面店もあるので、通販に抵抗がある方は路面店に足を運んでみては。

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